福岡は、全国でもトップクラスの便利なバス路線網を持っている。
福岡市中心部に関しては全国でも最安値である。
意外なことに他の地域に比べると乗務員の接客マナーが良い。たまに残念な人もいますがその率は他の地域に比べて格段に低い。
福岡にはこのように全国に誇れるバス文化がある。
その一方でバスはエネルギー効率の面、ひいては運賃の面で効率が悪い。
人を大量に運ぶ効率とコストの面では電車が一番効率が高い。
福岡市とその周辺はもっと鉄道交通に力を入れるべきだと考える。
だからといって新しい線を引くのではなく今ある路線を改良することでことから始めた方が良いだろう。
福岡市内にある鉄道で改良すればよくなるのにできていない問題点を二つ紹介します。
■貝塚線問題
特に顕在化している問題は、貝塚線問題です。あともう少しで乗り入れられるのに最後の一線で乗り入れられません。この地域にJR鹿児島本線と並行してライバル鉄道が走れば、交通の大動脈となりこの地域の発展に貢献するでしょう。
貝塚線は西鉄が保有しているので西鉄が費用を出す必要がある。
車両だけでなく、線路の面でもかなりの部分を回収する必要がある。
その割に周辺住人が少ない。(=>実現すれば人が増える可能性はある。)
全部福岡市営地下鉄にすればいいのではという考えも浮かぶが、貝塚線の一部は、新宮町。
すなわち福岡市ではない。そのため福岡市民の税金で新宮駅まで福岡市営地下鉄を伸ばしていいのかは大きな疑問がのこる。
※横浜市営地下鉄では越境している事例はある。
※津屋崎までの区間が廃止されるまでは、古河市や現在の福津市も通っていたのでさらに問題が複雑だった。
個人的には越境を認めて、福岡市営地下鉄が買い取り、新宮町にも一部費用負担してもらうというのが一番すっきりした仕組みになると同時に地域の発展に役立つのではないかと思います。
■香椎駅の香椎線と海の中道線の線路の向き問題
香椎線と海の中道線は昔、宇美炭鉱の石炭を運んで海ノ中道から船で搬出するための交通機関であった。
そのため、香椎駅では香椎線の線路の向きが海の中道線お方向になっている。
このため、博多駅への直通運転ができないという現状を招いている。
折り返しで博多に向かうというのも時間的ロスが大きく現実的ではない。しかも本数が多い博多駅で短い編成の車両が駅を利用するのは効率が悪い。
海ノ中道から来た列車と香椎線から来た列車を連結して6両編成ぐらいにしてから博多駅に向かえば効率的に直通運転に近いことができるかもしれない。