ChromiumOSをToshiba NB100にインストールしたのでつまずいた点などと対応方法を公開します。
■概要
windowsPCで起動USBメモリーを作り、再生したいノートパソコンのハードディスクにインストールする。
■インストールしたPC
Toshiba NB100 SSD (2008年製)
■インストールするまでに困ったことと標準のインストール以外でしたこと
- インストール中はトラックパッドが使えない。(USBマウスを用意)
- SSD(HDD)にインストールしようとしたがデバイスが見つからないと怒られる。
- 使えなかったトラックパッドのドライバーをインストール
■準備するソフトとファイル
- ChromiumOSをコンパイルしたイメージファイル
- 解凍ソフト(z7形式の解凍ができるもの)
- USBメモリーに起動用としてイメージファイルを書き込むソフト
- gmailのアカウントとパスワード
■準備するハード
- ChromiumOSをインストールするパソコン
- USBメモリー4G以上(2.5Gほど使う)
- USBマウス
■イメージディスクを作るまでの手順
- 下記のサイトから最新のファイルをダウンロード(32bit版と64bit版がある。)
- http://chromium.arnoldthebat.co.uk/
- dailyまたはweeklyの中の最後が.img.7zと書いてあるファイルをダウンロード
- Camd64OS-***は64bit Cx86OS-***は32bit ***は日付なので基本的には、日付が新しいものを選ぶ
- 7zが解凍できる解凍ソフトを下記のURLからダウンロードしインストール
- http://sevenzip.sourceforge.jp/
- USBメモリーにディスクイメージを書き込むソフトを下記URLからダウンロードして、インストール
- http://sourceforge.net/projects/win32diskimager/files/Archive
- Win32DiskImager-*.*.*-install.exeをダウンロードする。
- ダウンロードが完了したらインストール
- ここで準備完了
- ここから本番作業
- 7zip File managerを起動
- ダウンロードしたファイルを選択し、展開ボタンをクリック
- Win32 Disk Imagerを起動
- 先ほど解凍したファイルを選択し、Deviceから書き込みたいUSBメモリーを選択
- Writeをクリック
- 完了したらイメージディスク完成
■Chromiumをインストールしたいパソコンでイメージディスクから起動する。
- 目的のパソコンにUSBマウスをさしておく。
- BIOSでUSBメモリーから起動できることを設定/確認
- パソコンに作成したUSBメモリーをさして起動
- 言語:日本語/キーボード:日本語キーボード:ネットワークを選択:自分のWifiのアクセスポイントを指定してパスワードを入れる。
- Wifiがつなげない場合はイーサーネットで有線LANでつなげる。
- 後は指示通りに進みgmailのアカウントでログインするとブックマークなどが同期されブラウザのchromeが立ち上がる。
- ここで起動完了
- HDD/SSDへインストール
- ターミナルを起動(Ctrl+Alt+t)
- installと入れエンターを押すとインストールされるはずだった。
- エラーメッセージが出てデバイスが見つからないというので調べてみた。デバイス名を確認する必要があることが分かった
- croshからシェルに移動(shellエンター)
- rootになる。(sudo suエンター 、パスワードはpassword)
- ディスクの情報を見る。fdisk -lエンター
- 自分のPCの場合、/dev/hdaが目的のディスクだった。
- exitしてcroshに戻る。
- install /dev/hda エンター (オプションのドライブは、人によって違うので注意)
- パスワードはpassword
- 続行するか確認される。yエンターでインストール開始
- インストールが完了したら再起動(途中でUSBメモリーを抜くこと)
- 再起動時にUSBメモリーから起動したときと同じことを聞かれるので同様に答える。
- ログインできたら完了
■トラックパッドを使えるようにする。
この時点ではまだトラックパッドは使えないので下記のようにして認識させる。
- トラックパッドの認識
- ターミナル起動(Ctrl+Alt+t)
- シェルに移動 shellエンター
- rootになる。(sudo su パスワードはpassword)
- wget -qO- http://goo.gl/1VWycc | shと入力してエンター
- 再起動すると使えるようになっているはず。
■感想
スピードは、十分速い。軽量リナックスでもきついスペックだったので完全復活したといってもいいと思う。軽量リナックスよりもだいぶん速い。
ついでにBIOSの起動ディスクの順番でHDD/SSDを最初にしておくと起動がだいぶん早くなる。
shellに入ると普通のLinux環境に入れるのでいろいろできそう。外部サーバーへのSSH接続は問題なくできるのでたいていの作業はできそう。
shellに入れることで、いらない機能を探して止めるなどすればもっと早くなるかもしれない。これからの探検次第。
とりあえずsshで任意のサーバーにつなげることはわかった。
googledocを使っていれば自宅での日常的な作業は問題なくできる。
■これからの課題
まだFLASHは見れない。(ネットの情報では途中でファイルがないと言われて完了できない。)
個人的には、Javaアプレットが時々必要だが今のところ使えなさそうという記述しか見つけられていない。
SHELLでyumやapt-getなどのコマンドを使えるようにする。こちらも今のところうまくいかないという記述しか見つからない。